プロジェクト・ワイルドの概要
プロジェクト・ワイルドの主張
プロジェクト・ワイルドの内容
プロジェクト・ワイルドの使命と目標
プロジェクト・ワイルドの教育理念
プロジェクト・ワイルドの野生生物に対する見解
プロジェクト・ワイルドの7つの概念テーマ
プロジェクト・ワイルドの概念テーマ(英文)
プロジェクト・ワイルドのメリット
プロジェクト・ワイルドの指導方法
プロジェクト・ワイルドの各レベル
トップページへ戻る


プロジェクト・ワイルドの概要
プロジェクト・ワイルドは、アメリカで開発され、数々の賞を受賞した環境教育と環境保全教育のための優れたプログラムで、ワークショップ形式の補完的学習教材です。
プロジェクト・ワイルドは、「何を考えるか(WHAT)」ではなく「どのように考えるか(HOW)」を教える、バランスの取れたプログラムです。
プロジェクト・ワイルドは、教師や指導者のために、教育と資源の専門家によって特別に開発されました。
プロジェクト・ワイルドの教材は、広範囲な実地テストと評価を受けています。
プロジェクト・ワイルドのワークショップは、幼稚園から高校までの、幼児、児童、生徒を指導する教育や資源の専門家のために、有志のファシリテーターによって運営されています。
プロジェクト・ワイルドは、現在全米50州のすべてにおいて実施されており、数千人の有志のファシリテーター(ワークショップリーダー)によって運営され、55万人の指導者が資格を取得し、3500万人以上の子どもたちがプログラムに参加しています。
海外のスポンサーは、カナダ、チェコ共和国、インド、アイスランド、スウェーデンおよび日本にあります。
プロジェクト・ワイルドの教材で使用されている事実や原理は、野生生物や魚類などの生物学者や自然保護の専門家によって、正確であることが確認されています。
海外のスポンサーは、カナダ、チェコ共和国、インド、アイスランド、スウェーデンおよび日本にあります。
プロジェクト・ワイルドのプログラムの特徴をあげると、次のようになります。
 ■理科、社会、国語、数学(算数)、美術、体育、保健、音楽の授業にも環境教育を
 ■ワークショップと補完的なカリキュラム教材
 ■本編は野生生物と生息地に、水辺編では水域の生物と生態系に重点
 ■基本的な能力を指導するための革新的な指導技術
 ■多様な価値観が混在する環境問題に対して公正かつ偏りのない対応
 ■多種多様な指導および学習方式
 ■教師のために、教師と教育専門家が開発
 ■アメリカでは公式の実地テストを広範囲に行い評価
 ■アメリカで最も広く使用されている環境教育プログラム

このページのトップへ戻る




プロジェクト・ワイルドの主張
私たちが私たちの子どもたちに教えたこと、すなわち地球は私たちの母であることを、貴方の子どもたちに教えてください。地球に降りかかる運命は、すべての地球の子どもたちに降りかかるのです。
地球は人類のものではありません。人類が地球のものなのです。このことを私たちはよく知っています。地球上のあらゆるものが、みんな繋がっているのです。
人類が生命の織布を紡いできたのではありません。人類は生命の織布に編み込まれた、1本の糸にすぎません。
人類が織布に対してしたことは、すべて人類に返ってくるのです。
シアトル首長

このページのトップへ戻る




プロジェクト・ワイルドの内容
プロジェクト・ワイルド(WILD : Wildlife In Learning Design)は、多数の分類にまたがる、補完的な環境保全および環境教育プログラムです。
プロジェクト・ワイルドは、指導者をトレーニングするためのワークショップ、幼稚園児から高校生のための活動手引書2冊(本編および水辺編)、実践のための手引き、幼児・児童・生徒および環境に関心をもつ人々のネットワークから構成されています。
プロジェクト・ワイルドは、主として幼稚園児から高校生を指導する教師を対象としています。普及方法は、ワークショップ形式に限られます。
プロジェクト・ワイルドのファシリテーターは、別に述べるようなプログラムの理念および歴史的背景を理解して指導にあたります。

このページのトップへ戻る




プロジェクト・ワイルドの使命と目標
プロジェクト・ワイルドの使命は、野生生物と自然資源に対して責任ある行動を促すために、生き物に重点をおいて環境教育を行うことです。
プロジェクト・ワイルドの目標は、あらゆる年齢の学習者を支援して、野生生物と環境に対して責任ある行動と正しい情報に基づいた判断を行うための知識、能力、実践力を身につけさせることです。
プロジェクト・ワイルドの活動は、科学的な概念に基づいており、学習者の興味を引きだす効果的な教育戦略を採用しています。
活動は容易に実施でき、野生生物に関する予備知識は必要ありません。ワークショップの参加者には、その内容に応じて活動の手引き(本編あるいは水辺編)を提供します。
なお、プロジェクト・ワイルドでは、家畜以外の生物を「野生生物」と位置づけています。

このページのトップへ戻る




プロジェクト・ワイルドの教育理念
プロジェクト・ワイルドは、十分な教育と学習の原則に基づいて教育のプロセスを支援します。
手引きでは、知識を背景にして建設的かつ自己責任をもって現在の諸問題に取り組む機会を生徒に与えることを、教師に奨励しています。
プロジェクト・ワイルドは、多様な価値観が混在する問題には偏りなく対処しています。
プロジェクト・ワイルドの活動および教材は、問題に取り組む方法を指導するものであり、特定の見解を擁護するものではありません。
プロジェクト・ワイルドでは、人々が自分自身で正しい決定を下すためには、さまざまな情報が必要であると考えています。
プロジェクト・ワイルドは、活動の手引きだけではなく、質の高い教育と健全な環境を追及する人々のネットワークでもあります。プロジェクト・ワイルドのワークショップに参加し、この教材を活用して教育活動を行うことで、教師、資源に関する専門家、青少年グループの指導者などがプロジェクト・ワイルドのネットワークに参加されることを歓迎します。

このページのトップへ戻る




プロジェクト・ワイルドの野生生物に対する見解
「生息地の重要性」がプロジェクト・ワイルドの基本的なテーマです。
生息地とは、「ある生物の生息条件を満たす、食物、水、隠れ家、空間が適切に配置されたもの」であると定義できます。野生生物が生き残るために必要なものは何かと生物学者に尋ねてご覧なさい。迷うことなく「生息地」と答えるでしょう。生物が絶滅危惧種、絶滅危機種、絶滅種となる最大の原因は、「生息地の消失」です。

このページのトップへ戻る




プロジェクト・ワイルドの7つの概念テーマ
プロジェクト・ワイルドの概念的枠組みには、下にあげる7つの主要項目があります。活動の手引きは7つの概念テーマに対応した7章で構成されています。ワークショップを創造するときは、活動の手引きの各章をよくみて、概念テーマを念頭において組み立てることが重要です。

1.気づきと理解
人間と野生生物とは環境を共有し、基本的に必要とするもの(食物、水、隠れ家、空間)も共通しています。人間も野生生物も同様に多くの環境条件に支配されていますが、人間には環境条件を変更する能力があります。私たち人間は、自分の行動が他の生物に及ぼす影響を考慮する責任があります。

2.野生生物の価値の多様性
人間にとって野生生物は、美的、生態学的、科学的、政治的、商業的、経済的な価値と、レクリエーション上の価値があります。野生生物には、その生物本来の価値もありますが、我々は往々にして人間にとって必要なものや欲しいものという面のみから野生生物の価値を評価しがちです。

3.生態系の原理
生態系の基本的な生産能力は、気候と地質によって決定されます。気候と地質によって土壌の発達、養分、温度が決定され、固有の植物群が形成されます。基本的な資源が豊富にあるかどうかによって、そこで生き残ることができる高等生物の種類や数が決定されます。
各生態系には特徴的な生物が生息しており、それらの生物間およびそれらの生物と環境との間には、相互に依存する関係があります。すべての生物系内で、変種、変化、適応がみられます。

4.管理と保全
健全な科学的知識と技術を応用して、私たちは野生生物を管理、保全することができます。野生生物が生き残るためには、良好な生息地が不可欠です。多くの人々が野生生物を天然資源とみなしています。アメリカでは、野生生物は、個々の土地所有者のものではなく、公共のものであると認識されています。

5.人間、文化、野生生物
人間の文化および社会は、過去から現在に至るまで、野生生物とその生息地に影響を及ぼすと同時に、野生生物とその生息地から影響を受けています。社会は、野生生物とその生息地を管理、利用するためのプログラム、政策、法律および規則を作成あるいは制定します。

6.傾向、問題、結果
野生生物やその生息地を人間が利用することが世界中でも増加しています。野生生物やその生息地に影響を及ぼす問題は複雑で、代替案や結果の分析も含まれます。他の国が抱える野生生物に関する問題には、我が国と同様の問題もあれば異る問題もあります。

7.人間の責任ある行動
レクリエーションを含めた人間のライフスタイルは、直接あるいは間接的に野生生物に影響を及ぼします。個人をはじめとする社会全体が、環境に対して責任ある行動をとる義務があります。

このページのトップへ戻る




プロジェクト・ワイルドの概念テーマ(英文)
プロジェクト・ワイルドの概念の枠組みと7つの主要なテーマ
 野生生物に対する気づきと理解
 野生生物の価値の多様性
 生態系の原理
 野生生物の管理と保全
 人間、文化と野生生物
 傾向、問題、結果
 人間の責任ある行動

Project WILD activities are organized around a conceptual framework that addresses seven major themes:
 Awareness and Appreciation of Wildlife
 Human Values and Wildlife
 Wildlife and Ecological Systems
 Wildlife Conservation
 Cultural and Social Interaction with Wildlife
 Wildlife Issues and Trends: Alternatives and Consequences
 Wildlife, Ecological Systems, and Responsible Human Actions

このページのトップへ戻る




プロジェクト・ワイルドのメリット
プロジェクト・ワイルドは、まさに貴方が必要としているものです。

学習者(子どもたち、生徒たち)のメリット
 楽しみながら学習できる
 何を考えるかではなく、どのように考えるかを学習できる
 創造的に考える能力を身につけることができる
 批判的に考える能力を身につけることができる
 学科の内容と現実の世界とを関連づけられる

指導者(先生方)のメリット
 ワークショップや体験学習を実践できる
 多様な指導方法を実践できる
 多様な学習方法を実践できる
 協働学習を実践できる
 合計153の新しい活動(アクティビティ)を実践できる
 すぐに利用できる「プロジェクト・ワイルド活動の手引き」を入手できる

このページのトップへ戻る




プロジェクト・ワイルドの指導方法
プロジェクト・ワイルドの活動(アクティビティ)の手引きは、理念と能力に重点をおいて作成され、指導および学習理論の原理に基づいています。
プロジェクト・ワイルドでは、生徒と教師のニーズと学習様式にあわせて多種多様な活動が用意されています。活動は屋内外で実施でき、個人、グループ学習、全員が句集に対する指導が織り交ぜられています。教材は教師だけではなく、学校以外の青少年グループの指導者にも適しています。活動は1つだけ実施することも、順番に、あるいはランダムに複数実施することもできます。
プロジェクト・ワイルドの活動では、指導の目的と意図する効果が具体的に示されています。実際のクラスですべての活動の実地テストが行われ、実際に目的を達成していることが確認されています。
プロジェクト・ワイルドの活動は、生徒の能力を指導、開発、強化するために計画されています。活動ごとに関連する能力が列挙され、伸ばしたい能力に重点をおいた活動を模索するために付録が活用できます。また、広範囲な思考能力と学習能力を育成するように計画されています。活動を通して分析、応用、分類、比較、計算、説明、討論、見積、一般化、グラフの作成、推論、聴聞、観察、問題解決、読解力、統合、視覚化、作文などの能力を伸ばすことができます。

このページのトップへ戻る




プロジェクト・ワイルドの各レベル

プロジェクト・ワイルド組織体
公園緑地管理財団
プロジェクト・ワイルド環境教育上級指導者
ファシリテーター
プロジェクト・ワイルド環境教育指導者
エデュケーター
プロジェクト・ワイルド受講者・参加者
幼児、児童、生徒、環境問題に関心のある一般参加者など


トップページへ戻る